ネザードラム

文章と図解でアプローチするドラムブログ

ドラム 買ってよかったマッサージ系アイテム

(2023.4.14更新)

ドラムをやっている方のなかには、

肩こりや首、背中の疲れに悩まされている方も多いのではないでしょうか。

 

以前、ドラマーの腰痛に役立つアイテムの紹介記事を書きましたが

netherdrum.hatenablog.com

今回の記事では

ドラムを練習することによる、首・肩・背中の凝りや疲れをケアするために

私が長年使っているアイテムを紹介します。

症状は人によって違いますから

数ある方法のうちの1つとして捉えていただけると幸いです。

 

ドラムで肩こりになるのか?

基本的にはドラムを演奏することでは、肩凝りにはなりにくいと考えています。

 

肩凝りの原因は

悪い姿勢や同じ姿勢が長時間続くことで

主に、頭〜首〜肩〜背中にかけてつながっている僧帽筋

姿勢を保つために緊張して固くなり、この状態が長く続いて「こり」や「痛み」になります。

 

ドラムの場合は肩のインナーマッスルをよく動かして叩くので

むしろ、肩凝りの解消につながる側面があります。

 

ところが、練習内容によっては酷く肩が凝ってしまう場合もあります。

それは難しい楽譜を一生懸命にガン見しながら行う練習です。

たとえば、こういうのとか。

楽譜を凝視するとき、顔をぐっと近づけようとして猫背になったり

首が縮んだまま硬直して、悪い姿勢になりやすいです。

 

ドラムは多くの場合、譜面を置くのがハイハットの近辺。

首をねじりながらドラムを叩くことになります。

こういった状態で1時間も練習すれば、首〜肩〜背中は明らかに疲れてしまいます。

ドラム関連・買ってよかったもの 中山式快癒器

30~40代の人にとっては

「おじいちゃんが使っていた気がする」かもしれない中山式快癒器。

昭和22年に生まれたマッサージ器具です。

 

私は一時期、月に1~2回はマッサージ屋さんに通わなくてはいられないぐらいに首~背中がガチガチだったのですが

中山式快癒器を使い始めて以来、マッサージ屋さんに通う必要がなくなりました。

(巷ではマッサージ師泣かせの道具だといわれているとか)

 

使い方は超アナログです。

 

快癒器を床に置いて、その上に寝転び、押したいところにグリグリ当てるだけ。

自分の体重で圧をかけるので、一般的な指圧よりも強力です。

クリティカルヒットするポイントを、自分で微調整できるのも良いです。

(マッサージ師さんに細かく注文するの、気がひけるんです)

 

床に置いて寝転ぶという仕様上、

首・背中・腰・お尻・ふくらはぎは超得意ですが、どうしても深く当てられない場所もあります。

 

価格は2000円前後。

我が家の中山式快癒器は購入して10年です。

とても頑丈でそうそう壊れるものではありません。

 

やりすぎには注意が必要ですが

毎日、気がすむまでマッサージができて、施術に通う必要がなくなったので大助かりしています。

 

私は時々、銭湯なんかに置いてある数十万円の?高級マッサージチェアにも座るのですが

あれはあれで良いものですが

首・背中・腰にピンポイントでクリティカルヒットを当てることにおいては

たった2000円の中山式快癒器に軍配が上がります。

 

 

たくさんの商品がリリースされていますが

中山式快癒器に似た使い方で私の周りで評価が高いのは

La・VIE ストレッチボール かたお

こちらのモデル。

 

そして100円ショップにも似たようなものがあります。

こちらはダイソーやキャンドゥの物。

使い心地は中山式快癒器には劣りますが、100円なら試しやすいですよね。

デメリットは、床を傷つけてしまうことです。

適度にタオルやマットを敷くことでクリアできます。

テニスボールを転がした上に寝転ぶマッサージも有名ですが

かなりガチガチの方は、テニスボールがたわんで物足りません。

 

そこでゴルフボールです。

アルインコ(ALINCO)指圧代用器 ごるっち MCL102 

この上に寝っ転がれば、ガチガチの方も納得するハードな感触で

個人的にはとても気に入っています。

ドラム関連・買ってよかったもの ATEX ルルド グリグリ

中山式快癒器の弱点を補うマッサージ器具として

ATEX ルルド グリグリを使っています。

 

中山式快癒器や

マッサージボールの弱点は、肩の上部ラインがマッサージできないことです。

これまで

いろんなマッサージ器具を試したのですがどれも難しくて

高級なマッサージチェアでも、肩の上部はちゃんと揉んでくれません。

かなりガチガチの人にとって肩の上部ラインは

人間の肘で体重をかけてもらうのに勝るマッサージはないのですが

数ある道具のなかで

いちばん理想に近かったものがATEX ルルド グリグリでした。

この形状なら上からアプローチして、深く当てられます。

 

100円ショップに同じ形状の商品は置いてありますが、それらは全部ダメです。

ビヨンビヨンのプラスチックなので全く圧がかかりません。

ルルド・グリグリは鉄パイプです。

一切しならずに、容赦なく圧がかかるのが良いところです。

類似品としては、こちらもかなりおすすめ。

コジットというメーカーの、Wood Refresh Crossというアイテム。

LOFTで購入、900円ぐらいでした。

手に持ってグリグリやるタイプはどうなのかな?と思っていたのですが

店頭のサンプルで試してみると、想像よりも少ない力でよく効く。

思わず即購入してその2週間後、もう1つ買い足したほどです。

肩こりをなるべく軽減する座りかた

最後に。

そもそも肩凝りにならないに越したことはないですよね。

ドラム演奏時の座り方について少し触れたいと思います。

 

良い姿勢は、背中をピン!と直線的に伸ばすことではなく、

背骨が本来もっているS字カーブを保つことです。

そのためには骨盤を立てることが重要になります。

 

では、骨盤を立てるためには?

両手を大きく開いて、頭の上でパチン!

この状態で骨盤は立って背筋はシャン!となるので

そのまんまで手を下ろせば、いい姿勢になっているはずです。

 

背中の筋肉が緊張することなく、

骨盤の上に上半身がただ乗っかっているような状態が、ドラムを叩くうえでは理想的だと思っています。

演奏中には前傾したりのけぞったり、姿勢はゆらゆらと変化するものですが

ニュートラルな座り方として、頭の上でパチン!の姿勢がオススメです。

 

私自身、もともと猫背で姿勢が崩れやすいのですが

こういった座りかたを知って、こまめに正してやることで

ドラムのみならず、デスクワークの仕事でも肩こりは軽減されています。

 

以上、この記事では

買ってよかったマッサージ系アイテムと、ドラム演奏の座りかたを紹介しました。

 

この記事で紹介したアイテムについては

私自身にはしっかりと効果があったものですが

こりや痛みの症状は人それぞれですから

これらのアイテムを使ってみる際には、回数や強さなど、少しずつお試しいただき

痛みが出たらすぐに使用を中止してください。

 

この記事がお役に立てましたら幸いです。