内容
ドラムを始めたばかりなんだけど
- スティックの持ち方がよくわからない
- とりあえずテキトーに持ってる
- どんな持ち方が正解なの?
(2024.4.18)
ドラム初心者の方がまず迷うのがスティックの持ち方。
ドラマーによっても持ち方が違っていたり、実のところ、スティックの持ち方に絶対唯一の正解はありません。
しかし、どんな持ち方でもいいのか?というとNOです。
ケガにつながる持ち方は避けなくてはいけません。
この記事では、
正解の持ち方よりもまず、NGな持ち方について初心者ドラマーの方に向けて解説します。
ドラムスティックこんな持ち方はNG
スティックを持つ人差し指に注目
こちらの動画で紹介している
まず避けるべきスティックの持ち方は、人差し指がまともに衝撃を受ける持ち方です。
- 人差し指がピンと伸びきっている
- スティックと同ライン上にのっかっている
これらが外見上の特徴です。
タイコを叩いた衝撃が人差し指の関節に容赦なく伝わるため、ケガや痛みのリスクが高くなります。
数回、軽く叩く程度なら問題はないのですが
長期間にわたると、受ける衝撃はなんと数万~数十万回を超えてきます。
人差し指がスティックにまともに乗っかる持ち方は、
ドラムを初めて叩く方がやってしまいやすい持ち方です。
また、こういった内容を踏まえていただいた後でも
知らない間にこの持ち方になってしまっていることがあり、注意が必要です。
スティックの振り方に悪いクセがつきやすい
こういった持ち方でも、タイコを弱く小さく叩けば指は痛くなりません。
「ピンと乗っかった人差し指」はそのままに
痛みを避けてそーっと叩くクセがついてしまうケースもあります。
これがクセづいてしまうとその後、強く大きな音が叩きにくくなります。
スティックを大きく振ることに恐怖心がついて回るので、後からこれを払拭するのはけっこうたいへんです。
演奏スタイルにもよりますが
各々の憧れのドラマーを観察してみると、そーっと叩いてはいないはずで
頭の高さぐらいまでスティックを振り上げて、
大きく、強く、バシーン!と、叩いていることが多いのはないでしょうか。
ドラムスティックの持ち方 ケガを避けるには?
ここからは2つの解決策です。
解決策1 指先をスティックライン上から外す
この画像のように
人差し指の方向とスティックを「そろわないように」して、指先はスティックに乗せない、のがオススメです。
できれば
指の力が抜けて人差し指がダラン…とゆるやかにカーブしていると良いです。
この持ち方だと
スティックを鞭のように振ってドラムをひっぱたいても、関節が痛いということはないはず。
解決策2 人差し指をかぎ型にする
こちらは人差し指をかぎ型(?)にしてスティックに巻きつけるような形。
日本で昔から普及している伝統的な持ち方で
特に吹奏楽部の打楽器パートの子はほぼ100%、こういった形の人差し指になっています。
解決策1 中指と親指が支点のグリップ
解決策2 人差し指と親指が支点のグリップ
余談ですが、私はドラマーの人差し指を観察して
「グリップの支点が何指なのか?見抜く」というのが趣味で、ドラマーの手元をスクショ拡大して観察することもあります。
まとめ
ドラムスティック こんな持ち方はNG
・人差し指がピーンと伸びて
・スティックのライン上にのっかっている
理由
人差し指の関節をケガするから。
もしくは、ケガを避けてそーっと叩くクセがつくから。
解決策は以下の2つがあります。
左写真は人差し指の指先、爪先をスティックから外す方法。
右写真は人差し指をスティックに巻きつける方法。
スティックの持ち方については
かなり奥が深く、当ブログでもいくつかの記事で掘り下げていく予定です。
この記事では
NGな持ち方、ケガや痛みにつながりやすい持ち方についてお話しました。