ネザードラム

文章と図解でアプローチするドラムブログ

楽器演奏 ライブ本番前の緊張と向き合うマインドセット

 

楽器演奏 ライブ本番前の緊張

ステージに上がってお客様の前で演奏するとき、多くの人が緊張します。

 

特にライブ経験が浅い方であれば「失敗したらどうしよう」と不安になったり、

私の教室発表会でも「初めてステージで演奏する」という生徒さんを数多くサポートしていますが

稀に手足の震えが止まらないほどだったり、吐き気をもよおす方も見受けられます。

 

そして私本人も1000回以上のステージを経験していますが、いまだに緊張します。

ただし、自分なりの方法で緊張感を楽しめるようにはなっているので

この記事では私なりの「ライブ前の緊張との向き合い方」をお話します。


人の性格や気質はそう簡単に変わるものではありませんが

目から鱗」というように
ふとした学びをきっかけに物事の捉え方や価値観が変わることはあります。

演奏時の緊張や不安に悩む方はぜひ最後まで読んでみてください。

本番前の緊張に、2つの戦略

本番前の緊張に対しては2つのアプローチがあるものと考えています

それは

1 緊張を和らげる

2 緊張を受け容れる

 

それぞれについて説明していきます。

1 緊張を和らげる

これは深呼吸やストレッチ、体操などで身体をほぐすというもので

すでに多くの人に取り入れられているオーソドックスな対処法です。

 

筋肉に力を入れたり抜いたりすることでリラクゼーション効果が得られる漸進性筋弛緩法といった方法もありますが

自分なりに手軽にできるストレッチや運動、身体のほぐし方で緊張を和らげる効果が期待できます。

 

身体をリラックスさせると、心もリラックスできることがあります。

これは身体を使って起こした行動が心を引っ張れることがあるからです。

 

たとえば

気持ちが落ち込んでいるときにちょっと無理して外を散歩してみる。

太陽の光を浴びたり、風が気持ちよかったり、森などの自然に触れることで

気分が少しポジティブになることがあります。

 

もしくは友達と会ったり、美味しいものを食べたり、お風呂に入ったりするなどでも

その行動によって様々な脳内物質が出るのでその結果、気分や感情も変わります。

 

こういった観点から

演奏時の緊張を和らげるためには

ストレッチや体操で身体をほぐすことで心もほぐしてみよう、といったものが効果的な方法の1つです。

2 緊張を受け容れる

緊張を抑えようとすればするほど余計に緊張してしまうのは、ライブ本番前のあるあるです。

 

どのみち緊張は消すことはできない、ならば受け容れてしまうのがいいかもしれません。

緊張は必ずしも忌み嫌うものではなく、ここでは緊張がもたらしてくれるメリットについてお話します。



緊張というと

「緊張して失敗した」「頭が真っ白になって歌詞が飛んだ」

というようなマイナスイメージで語られることが多いですが

緊張には自分の潜在能力を引き出してくれるプラスな一面もあります。

火事場のクソ力、火事場のバカIQです。

 

日頃の練習では見えなかった自分の能力が緊張によって引き出され

本番では高いテンションで頭が狂いそうになりながら、最高のパフォーマンスができるかもしれません。

 

緊張時はプラスもマイナスも振れ幅が大きくなって

「イチかバチか?モード」が発動しているようなものだと私は考えています。

 

なんともギャンブル的なモードですが

ここで注目したいポイントは

緊張時のマイナス側の振れ幅は、普段の練習の積み重ねによって小さくすることができる点です。

 

たとえば

・曲をよく覚えておく

・無意識でやれることを増やしておく

・日頃から基礎練習をやり込む

などの積み重ねで

いざ緊張しながらの演奏でもマイナス面をかなり打ち消すことができます。

 

そう捉えることができれば

もはや緊張は自分の味方となって、緊張が楽しみになるかもしれません。

 

緊張することでうまくいくこともある。

むしろ芸術を爆発させるために緊張は必要だ。

そう信じて日頃の練習をやってみるのはいかがでしょうか?

まとめ

ライブ本番前の緊張に向き合う、私なりの方法は

1 緊張を和らげる

ストレッチや体操で身体をほぐして、心もほぐしてみる

2 緊張を受け容れる

緊張で失敗することもあるが、潜在能力が引き出されることもある

練習の積み重ねによってマイナス面は小さくできる

そうなれば緊張は味方になる

 

この記事がお役に立てましたら幸いです。