(2024.4.18更新)
この記事では、趣味のドラムを楽しく続ける3つのポイントを書いてみたいと思います。
ドラムを長く楽しく続けている人たちは
どういった工夫をしたり、どういった考えを持っているのか?
ドラムに行き詰まっている方、
最近ドラムがおもしろくないなあ…という方に向けて、ヒントになれば幸いです。
1.人前でドラム演奏する機会を作る
バンドをやる ライブをやる
まず最初に大きな目標を掲げるとすると
「誰かとバンドを始めてライブをやる」
わかりやすくイメージしやすいと思います。
バンドを始めてライブで演奏すると、非常にやりがいを感じられることが多いです。
時間・お金・労力はかかるので
お手軽な趣味というよりは、もう少し本格的でヘビーな趣味といえるかもしれません。
長年バンドをやっている人は
時間・お金・労力がかかっても、それに勝るくらいバンドが楽しいので続けている、といった感じです。
発表会やセッションに参加してみる
もう少しお手軽なところでは
楽器教室の発表会に出るとか、気軽に参加しやすい飛び入りセッションにチャレンジするなど。
自分でバンドをやるとなると
楽器練習のほか、メンバー間のスケジュール調整とか、練習スタジオを予約、ライブハウスと打合せしたり…音楽以外の雑務もこなさなくてはいけません。
教室の発表会なら
そういった準備は教室側でやってくれますから、出演者は演奏だけに集中できます。。
他には、
街の情報を探すと、飛び入りのジャムセッションをやっているライブハウスや飲食店があるかもしれません。
セッションというと
知らない人どうしがその場でパッと曲を演奏するので、難しそうなイメージですが
セッションで演奏される曲はルールの少ないシンプルなものが多いです。
はじめは演奏に参加せず、見学だけに留めておくこともできます。
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演奏動画をあげてみる
「まだそんな、人前に出るなんて」という方は
自身の演奏を動画に撮ったり、投稿サイトにあげて誰かに見てもらうのもおすすめです。
タイムリミットにも追われず、気楽に自分1人だけの裁量でやれることと
顔を映す必要はなく、親しい人だけに見せられるような公開設定もできます。
スマホ1台で撮影からアップロードまで出来てしまうのもお手軽です。
大なり小なり、自分の演奏を誰かに聴いてもらったり、反応をもらえたりすると励みになります。
上手でなくてもOK。
自分の演奏を積極的に発表することで、受け身の練習状況から脱却して、次なるモチベーションにつなげることができます。
2.ドラム練習がイヤなときはやらない
音は口ほどにものを言う
歌や演奏ではとても大事なことで、嫌々やっているとすぐ音に出てしまうんですね。
「目」ならぬ
「音」は口ほどにものを言う、です。
個人的には「イヤなときはちょっと手放すといい」と考えています。
練習の効率としては
- おもしろくて夢中、没頭している
- お母さんに「ご飯できたよー」と呼ばれてもやめない
- 努力 = 娯楽
このような状態での練習は非常に身につきやすいです。
ただこういった状態をいつでもキープできるか?というと不可能で
体調やその他の問題で
モチベーションは自分ではコントロールできないことが多いです。
嫌々ながらにドラムの練習をやるのは
やっとこさ自分を奮い立たせて頑張っているわりには身につきにくくて、あまり幸せも感じられません。
ドラム歴が長い人はけっこう口を揃えるのですが
嫌になることはしょっちゅうですから
長い付き合いのなかで一時的にうまく手放すのはおすすめの方法です。
練習を1日休んだら、取り戻すのに3日かかる?
「練習を1日休んだら、取り戻すのに3日かかる」
吹奏楽部などで昔からよく言われているフレーズですが、科学的根拠を示した人は1人たりともいません。
むしろ「きちんと休んだほうが練習には効果的」という先生も増えています。
「練習を1日休んだら、取り戻すのに3日かかる」というフレーズは
楽器を初めて手にした中学1年生に向けて、
おそらく練習を習慣化させるための脅し文句だったのかな?と思うところです。
正しいポイントをおさえて自分のペースで練習できれば、時間のない社会人の方でも、上達することができます。
ドラムを楽しく続けるには、自分と音楽との最適な距離をはかることが大切です。
時間を多く費やせば上達しますが
自分の生活にちょうどいいバランスをとっていくことが長く楽しむポイントです。
3 練習は雑食で
練習の課題をいくつか持っておくことも有効です。
たとえば
1つの課題を「完璧に」クリアして→次の課題も「完璧に」クリアして→
順番に1つずつ「完璧に」クリアしていくような取り組み方をした場合、
どこかでつまづくと嫌気がさしやすく、効率も良くありません。
特に初心者の方には
ある程度がんばってもクリアできない部分が出てきたら
それは放っておいて、他の楽しいことを練習するのをオススメします。
「いやいや、クリアできない事を放っておいちゃダメでしょ」
と思われるかもしれませんが
楽器練習においては、別々の練習が実はつながっていたりします。
つまづきを放置して別の練習を進めることで、つまづきを解決する糸口になることが多いんです。
練習は雑食がオススメです。
1つの練習に固執するのはオススメしません。
たとえば私のドラムレッスンでは
生徒さんに常時2~4つぐらいの練習課題を与えるようにしています。
- ちょっと難しい練習曲
- 比較的易しい練習曲
- 手のテクニック(ルーディメント系)
- 手足のコンビーネーション、独立系
- リーディング 読譜
- 研究として知らない音楽を聴く
いろんな方向性のテーマがあって、
その日の気分で、おもしろそうな練習をかじっていくと断片がつながってきます。
ドラムを楽しんで続けるには
難しい問題に立ち止まって考え込むよりも、できる問題をクリアしまくって力をつけるのがオススメです。
以上、ドラムを楽しく続けるためのコツ3つを紹介しました。
この記事がお役に立てれば幸いです。