Androidスマホでドラムの練習を動画撮影するとき、音割れに困っていませんか?
もしくは
Androidスマホではドラムの撮影はできないものと、諦めている方も多いのではないでしょうか。
ZOOMのAndroidデバイス用マイク「Am7」を使えば、解決するかもしれません。
ポケットからスマホを出して気軽に、
しかも良い音でドラム演奏を撮影できれば、より快適に音楽を楽しむことができますよね。
この記事では
Androidスマホにオプションとして外付けできる小型マイク、ZOOM Am7についての解説やレビューです。
興味のある方はぜひ最後までごらんください。
ZOOM Am7とはどんなアイテム?
ZOOM Am7 製品ページ
詳しい仕様については製品ページをご覧ください。
私なりにざっくりまとめると
このような特徴をもったマイクです。
価格は11500円前後。
私がZOOM Am7を選んだ理由
スマホでのドラム撮影事情
Androidスマホを数年、数台使ってみてわかった気がするのですが、
基本、Androidはドラム撮影がダメみたいです。
ドラムの大きな音がAndroidのマイクには過大入力となって「音割れ」を起こしてしまいます。
音割れとは?
ちょっと聞けたものじゃないですが、音割れ状態の動画です。
これがiPhoneの場合には、音割れを起こさないようで
身近でも多くのドラム生徒さんがiPhoneで撮影していますが音は割れていません。
iPhoneでは自動でマイク感度が調節されているっぽいです(推測)
Androidのなかでも、
たしかXperiaシリーズはマイク感度を手動で設定できたはずで
私が使ったSOV34、SOV39では
ドラムを撮るときはマイクを絞っておこう、ということができました。
最新のXperiaに関しては未確認です。
一方、私が使ったGalaxy A51や
最近買ったGoogle Pixel 6aではマイク感度の設定はできないのでドラムの撮影で音割れを防ぐことはできず、
なんならドラムどころか、ピアノ演奏の撮影でも音割れします。
それでもAndroidでドラム動画を撮りたい
スマホではなくビデオカメラを選ぶのも良い選択ですが
個人的には三脚をセッティングするのが面倒なので、いつもポケットにあるAndroidで手軽に撮れるのがいい。
私の場合はドラムレッスンをしていて
生徒さんがなにか新しいことを習得しかけているとき、
生徒さんの進歩に役立つ瞬間があれば
サッとスマホで撮って、サッと生徒さんにLINEで送る、そんな使い方をしたい。
そういう意味でいうと
スマホにポンと取り付けられる、手のひら以下のサイズで、電池も充電もいらないマイクは非常に使い勝手がいいです。
ZOOM Am7は
Android使いのドラマーに絞るなら、最強の利便性を持ったアイテムだと考えます。
Pixel 6aでの動作確認はされていない
ところがZoom Am7は、Google Pixel 6aでの動作確認はされていません。
結論は「動作OK」です。
メーカーに問い合わせたところ、
Pixel 6aとAm7の組み合わせでは検証しておらず、保証はできないとの返答でしたが
私が人柱となって試してみたところ、動作OKでした。
機種とアプリによってはマイクが使えたり使えなかったり、相性問題があるようです。
Google Pixel 6a & ZOOM Am7 テスト動画
ドラムの音をざっくり撮っただけの動画ですが
スマホ内蔵マイクとAm7、いくつかのカメラアプリも試してみました。
いかがでしょうか。
手軽にドラム動画を撮影することができますね。
1つ注意点は、
「プツプツ…というノイズが入る」といったレビューを何件か見かけたのですが
このノイズは入っていました。
対策は
スマホを機内モードにしてから撮影することでノイズはなくなりました。
これもレビューに書かれていたとおりです。
マイクとしては1万円という価格なので
それほど音質に期待するものでもないと思うのですが
これ1つあればAndroidでこれぐらいの音質で手早く撮れるので、コスパは最高です。
Google Pixel 6aでも動作しましたのでサンプルの1つとして参考になりましたら幸いです。
スマホでドラム動画 セッティングの裏技
少し横道にそれますが
いざマイクAm7と装着したスマホをどうセッティングするか?
ドラムを真上から撮りたいときもあれば、
ペダルの右足をアップで撮りたいときもある。
そんなときに役に立つのが同じくZOOMのMA2を使った裏技です。
こちらはZOOM製のマイクやレコーダーに取付けできるマイクホルダーですが、
100均などのスマホスタンドと合体できます。
すると、スタジオのマイクスタンドにスマホを載せられるのでこんな角度にもできちゃいます。