ネザードラム

文章と図解でアプローチするドラムブログ

ドラムは資産になる説

(24.04.18更新)

ドラムが資産になるってどういうこと?

資産といえば…

貯金とか家、土地とか、そういったイメージが強いですが

「ドラムを叩ける・楽しめる」

ということそれ自体が資産としての価値を持つ、と捉えることができるのではないか?

 

この記事では

ドラムという趣味が資産としての役割を果たせる可能性がある、という説を唱えてみたいと思います。

 

ドラムは資産になる

私はドラム教室をやっているので"ドラムは資産になる"と書きましたが

正確には

"長い時間をかけて技術を習得していくタイプの趣味は"資産になる

 

これが正確な内容です。

ドラムに限らず、そういった趣味は数多くあります。

 

数ある趣味は<消費型・生産型>と分けることもできます。

 

消費型の趣味は

たとえばマンガを読むとか、ゲームで遊ぶとか、

ハードルが低くて、小さな喜びが手軽に得られやすいものが多いです。

 

そして生産系の趣味、

マンガを描くとか、作品を創るとか、パフォーマンスを練習して披露するとか。

こういった趣味では

ほとんどの場合、技術を習得していくのが少しずつ難しくなっていきますが、そのプロセスで楽しめるのが特徴です。

 

生産活動としての趣味では

創意工夫したり仲間と切磋琢磨することで、限られた人にしか味わえない喜びを得ることができます。

 

「限られた人にしか」というのがけっこう重要で

この時点で既にお金で買えない領域に入っています。

すごくお金持ちでもギターは弾けないとか、アラブの石油王でもドラムは叩けない。

こんなことが全然あり得るわけです。

 

ある意味では

技術習得系の趣味は貧富にあまり関係なく取り組めるもの、といえそうで

そこで得る喜びはお金で買えないもの、と捉えることができます。

趣味のドラムが資産になる可能性

長く学んでいくタイプの趣味が資産となる根拠。

それは

大好きな趣味があれば お金がなくても楽しく暮らせるから。です。

 

私の場合は

ドラムと音楽さえあれば、お金があろうがなかろうが上機嫌です。

実際、本当にお金がないのに、不満はほとんどありません。

 

こういったタイプの趣味は

リアルなお金とは違い、自分のもとを去りません。

他人から差し押さえられることもありません。

 

趣味のおかげで「人生に必要な金額が抑えられた」となれば

趣味は節約ツールとしての役割を果たしていて

お金にとって代わっていますから、趣味=資産という捉え方もできそうです。

 

極端なことをいうと

家族ですらお別れのときがきますが、趣味は自分の命とセットとして存在します。

ある意味では

金銭や不動産よりも、よほど究極的な資産とも考えられます。

趣味がない 好きなことがわからない

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趣味がなくて困っている。好きなことがわからない。といった方は多くいらっしゃいます

 

もし?これが一転、趣味が見つかったら?

 

趣味があると仲間ができたりコミュニティに参加したり、

それが対面の相手でも、インターネット越しの誰かだったとしても

孤独を癒やしてくれるかもしれません。

  • 趣味に没頭
  • 人とつながる
  • 切磋琢磨して自己成長する

こういったサイクルで自分に合った趣味に没頭するのが幸せになる方法ではあります。

 

ただ、今回話題にしているような、

技術を習得していくような趣味は始めるのに勇気がいります。

それと同時に

楽しいことはじっとしていて向こうからやってくることがほとんどないのも現実。

だいたい

楽しいことは普段のテリトリーの外にあって、よく行く場所、よく知ってる友達、これらの外側にあることも多いです。

ドラムは老若男女を問わない趣味

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長く深く楽しめる趣味はたくさんありますが

私はドラム教室をやっている立場なので、ここではドラムを推してみます。

 

数ある趣味のなかでも

ドラム、太鼓は人間の本能の部分、生物的なケモノの部分に訴えかけてきます。

理屈抜きに、血沸き、肉躍ります。

 

私たちは普段、理性をもちながら生活していますが、時々、理性のリミッターが外れそうなことがあります。

たとえば

ジョギングで喉が乾いて、限界まで我慢してからスポーツドリンクを一気飲みしたとき。

 

水分を夢中で飲み干しているときの感覚は、人間が獣であることを思い出させてくれます。

普段は理性の下に隠れているケモノの部分に作用してくるのがドラム、太鼓です。

 

いつもは物静かな方が

ドラムを叩くとやたらハイテンションになって、幼児みたいに無邪気になることは珍しくありません。

普段は難しい顔をしている方でも、ドラムを叩けばちょっと口角が上がってしまいます。

 

太鼓の歴史というと

縄文時代とかメソポタミア文明の時点でその存在は確認されていて

少なくとも5000年~1万年前からあるのですが

社会の形は変わり続けた中でも

太鼓というような超アナログな物体が1万年、廃れないで生き残っています。

もし太鼓がつまらないものであれば、とっくに消え去っているでしょうから

「1万年、根強く売れ続けているロングセラー」であり

歴史上、人間が音楽を必要としなかった時代はありません。

 

以上でこの記事を終わりにしたいと思います。

最後のドラム推しはともかく、人生の資産になる素晴らしい趣味はたくさんあります。

皆様にとって何か楽しいことが始まるきっかけになりましたら幸いです。