(2024.4.19更新)
この記事では、
Youtube動画の後半部分「メトロノームの選び方」について
ドラム練習用におすすめのメトロノームを考えてみたいと思います。
よければ関連記事もご覧ください。
- メトロノームとは
- 無料のメトロノームアプリ おすすめ
- ドラム練習におすすめの電子メトロノーム
- ドラム練習のメトロノーム おすすめの選び方
- 振り子式メトロノームはダメなの?
- 振り子式メトロノームの針を見れば練習できる?
メトロノームとは
一定の間隔でクリック音が鳴る音楽用の練習アイテム
などがあります。
無料のメトロノームアプリ おすすめ
たくさんのメトロノームアプリが無料でダウンロードできます。
Metronome Beats
Smart Metronome & Tuner
この2つは私が普段使っていて、おすすめできるメトロノームアプリです。
どちらもかなり多機能です。
ただ、私自身のドラム練習にはそれほど高機能は必要なくて
3連符や16分音符を鳴らせたり、曲のテンポ計測ぐらいできれば十分です。
多機能・高機能よりも
よく使うボタンが押しやすいところにあるとか、数字が大きくて見やすいとか
使いやすいUIが重要で、この2つのアプリはそういった面でも優れています。
ドラム練習で使うには、まずはこういった無料アプリで十分だと思います。
しかし後々、アプリではなく単体のメトロノームが必要になるかもしれません。
その理由は
スマホでメトロノームアプリを起動すると多くの場合、スマホの他の機能が使えないからです。
たとえば「メトロノームに合わせて練習。その様子を動画に撮りたい」
こういった場合には
単体のメトロノームを鳴らして練習しながら、スマホのカメラで撮影ということになります。
ドラム練習におすすめの電子メトロノーム
正直、私はそれほどたくさんのメトロノームを知っているわけではないのですが
普段から全く何の不満もなく使えている、間違いのないメトロノームを紹介します。
KORG MA-2
こちらは普段使いに必要十分な機能が揃っていて価格が安くオススメです。
ドラム練習のメトロノーム おすすめの選び方
無料アプリ、もしくは電子式メトロノームがおすすめです。
振り子式はおすすめしません。
電子式メトロノームは、こういう見た目。
イヤホンジャックもあります。
矢印の小さい穴がイヤホンジャックです。
ここにケーブルを挿して、スタジオの大きなスピーカーにつなげば
ドラムよりも大音量でメトロノームを鳴らすことが可能です。
ドラムとメトロノームを「合ってるかな?ずれてないかな?」と
両方の音を照らし合わせて聞きながら練習するのですが
そのためにはドラムと同じくらい大音量で鳴らせるメトロノームが必要になります。
なので
ケーブル、またはBluetoothでスピーカーにつなげる、アプリか電子式になります。
振り子式メトロノームはダメなの?
電子式ではないメトロノームといえば、昔ながらの振り子式メトロノームです。
振り子式メトロノームはドラム練習には向きません。
ドラムに比べて振り子式メトロノームの音量は小さすぎるので
ドラムを叩き始めたら
合っていようがズレていようが、メトロノーム音は聴こえなくなってしまいます。
リズムのずれを確認することもできません。
ちょっと余談になりますが
学校の吹奏楽部では振り子式メトロノームを使って、ドラムやスネアやティンパニの練習をやっている事例を見かけます。
メトロノームの音はかき消されて、リズムが合っているもズレているもわからずに練習している状態で、
学生も指導者もなぜか?疑問を抱かずにいるケースは非常に多く見かけます。
振り子式メトロノームの針を見れば練習できる?
このような論を唱えると必ずと言っていいほど反論があって
メトロノーム音が聴こえなくても
針が動くのを見て合わせられるから、練習になりますよ?
いいえ。
メトロノームの針を見てもリズムのズレは確認できません。
たしかに「だいたい」でよければ、目で見て合わせられます。
ただ、私のドラムレッスンでは
「だいたい合ってる」は、合っていないものとしています。
合っているの定義は「めちゃくちゃ同時に音が鳴って一体化している」としています。
「だいたい合ってる」と「ちゃんと合ってる」を比較した動画をぜひご覧ください。
違いがお解りいただけるでしょうか?
「スネア音」と「メトロノーム音」
左が「だいたい合ってる」
右が「ちゃんと合ってる」
ちゃんと合って重なると一体化します。
これはわずかな違いでありながら、演奏を追及しはじめると大きな違いとなってきます。
こういった違いに気づいて修正するためには、
メトロノームの針を「目で見てだいたい合わせる」方法では不可能です。
メトロノームを適正に使ってドラム練習するためには
- ライブ本番と同じパワーで叩く
- それに見合った音量でメトロノームを鳴らす
- 両方の音をバランスよく耳に入れる、照らし合わせる
といったポイントが重要になります。
この記事がみなさんの練習のお役に立ちましたら幸いです。